スキンケアに「満足している」と言い切れる人は12.5%だけ。“やや満足”の正体を713名調査から考える

スキンケアに「満足している」と言い切れる人は12.5%だけ。“やや満足”の正体を713名調査から考える

「今のスキンケアに満足していますか?」
そう聞かれたら、何と答えるでしょうか。

大きな不満があるわけではない。でも「満足しています」と言い切れるかというと、そこまででもない。
この「まあ、こんなものかな」という感覚を持っている方は、案外多いのではないでしょうか?

今回、20〜60代の女性713名に満足度を伺ったところ、「満足している」と明確に答えた方は12.5%にとどまりました。そして過半数が「やや満足している」という真ん中の選択肢に集まっています。

この記事では、この曖昧な層に何が起きているのかを見ていきます。

※以下の数値はすべて、2026年8月に実施した「スキンケアに関するアンケート」(n=713)に基づいています。

目次

「満足している」は8人に1人

まず、全体の結果について円グラフでまとめました。

「満足している」は8人に1人
回答割合
満足している12.5%
やや満足している50.8%
あまり満足していない31.7%
満足していない5.0%

「満足している」と言い切った方は12.5%8人に1人です。

不満を感じている方は合計36.7%、262名。3人に1人以上が、現在のケアに満足できていないことになります。

そして真ん中の「やや満足している」が50.8%。過半数がここに集まりました。
この層は不満を口にしているわけではありません。でも積極的な満足でもない。どちらとも言い切れない状態です。

「やや満足」の人に、乾燥について聞いてみると

では、この「やや満足」層は、本当に問題を抱えていないのでしょうか。

洗顔後、最初に化粧水を使う方(462名)に絞って見ると、「やや満足している」と答えたのは52.4%でした。
この方たちに、乾燥やツッパリ感について改めて尋ねたところ、62.1%が「感じている」と回答しています。

「やや満足している」と答えたのは52.4%

満足度を聞くと「やや満足」と答え、症状を聞くと6割超が乾燥を認める。
同じ人が、聞き方によって違う答えを返していることになります。

これは矛盾ではないと思っています。満足度という問いは、比べる相手がないと答えられないからです。

今のケアしか知らなければ、それを基準に「まあ満足」と答えるのが自然です。
一方、症状は具体的なので、事実として答えられます。

サロンでも同じことが起きます。「特に不満はないです」とおっしゃっていた方が、施術のあとに「こんなに変わるんですね」と驚かれることがあります。
不満がなかったのではなく、比べる相手がなかっただけなんです。

つまり「やや満足」は、不満がない状態ではなく、不満をまだ言葉にしていない状態なのかもしれません。

悩みが多い人ほど、不満も乾燥実感も高い

もう一つ、満足度と結びついていた要素があります。
挙げた肌悩みの数です。

挙げた悩みの数n不満率乾燥実感
1個264名28.4%45.1%
3個91名35.2%59.3%
5個(上限)170名55.3%77.1%

悩みを1つだけ挙げた方の不満率は28.4%。それが5つ挙げた方では55.3%と、倍近くになります。
乾燥の実感も45.1%から77.1%へ大きく上がりました。

悩みを5つ挙げた方は全体の23.8%、およそ4人に1人。
平均年齢は43.8歳で、30代と40代が中心です。

悩みが増えるほど不満も乾燥実感も高まる。この3つは、それぞれ別の話ではなさそうです。

「最初の1本」で満足度が変わっていた

もう一つ、興味深い関係がありました。洗顔後に最初に何を使うかと、満足度の関係です。

最初のアイテムn満足計
クリーム26名73.1%
導入美容液89名73.0%
化粧水462名64.1%
乳液33名54.5%
オールインワン75名49.3%

※クリーム(n=26)は回答者数が少ないため参考値です。

主要な4アイテムで統計的な検定(カイ二乗検定)を行ったところ、p=0.011となり、「最初に何を使うか」と満足度には関係があるという結果が出ています。

満足率が7割を超えたのは、クリーム先行と導入美容液先行の2つだけ。
どちらも「洗顔後の最初に、何かを置いている」点が共通しています。この点については別記事で詳しく扱っています。

「満足ですか」より「夕方カサついていませんか」

この結果から見えるのは、問いの立て方によって、見える実態が変わるということです。

自分のケアを見直すときも、同じことがいえます。満足しているかどうかを漠然と考えるより、具体的な場面を思い出してみる。

  • 洗顔してタオルで拭いたあと、つっぱっていませんか
  • お風呂上がり、顔がカサついていませんか
  • 夕方の肌は、朝と比べてどうですか

ここに引っかかりがあるなら、「やや満足」の中身はまだ動かせます。

そして、もし引っかかりが洗顔直後にあるなら、手を入れる場所もそこです。
クリーム先行スキンケアは、洗顔後すぐ・化粧水の前にクリームをなじませる考え方です。
今使っているものを手放す必要はなく、順番に1ステップ足すだけ。時間にすると30秒ほどです。

「まあ、こんなものかな」を一度疑ってみる。
そのための材料として、この調査結果を使っていただけたらと思います。

調査概要

調査名「スキンケアに関するアンケート」
調査期間2026年8月4日〜8月13日
調査対象・人数普段からスキンケアを行なっている全国の20〜60代女性 713名
調査方法Webアンケート/導入クリームのWhia調べ(クロス・マーケティング「QiQUMO」を利用した調査)
設問形式満足度は4段階で聴取。「現在感じているスキンケアの悩み」は1〜5個の複数回答
留意点「やや満足」層の乾燥実感62.1%は、洗顔後に最初に化粧水を使う層(n=462)における内訳です

あわせて読みたい

スキンケアに「満足している」と言い切れる人は12.5%だけ。“やや満足”の正体を713名調査から考える

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

川東 桃子のアバター 川東 桃子 ホワイエ株式会社 執行役員 / 商品企画開発担当

導入クリームの人|歴13年現役エステティシャン

東京を拠点にしつつ、現在も高知県でエステサロン代表兼現役エステティシャンとして、現場に立ち続けています。
現場で見てきた「肌のリアル」と商品企画開発の視点から考える「スキンケア設計」から導入クリームを開発しました。

目次