スキンケアの満足度に地域差?地方41.5%・都市圏33.8%という結果について

スキンケアの悩みに、住んでいる場所は関係あるのでしょうか。
気候の違いはもちろんあります。ただ今回の調査で見えたのは、それとは少し違う種類の差でした。
20〜60代の女性713名に現在のスキンケアへの満足度を伺ったところ、不満を感じている方の割合は、都市圏で33.8%、地方で41.5%。8ポイント近い開きがありました。
この記事では、その差がどこから来ているのかを、データと現場の実感から考えてみます。
不満を感じている割合に、8ポイントの差
まず、数字を整理します。

地方にお住まいの方のほうが、現在のスキンケアに満足できていない割合が高いという結果でした。
肌悩みの内容そのものには、地域による極端な偏りは見られませんでした。乾燥も毛穴もハリも、どの地域でも同じように挙げられています。差が出たのは、悩みの中身ではなく「解決できているかどうか」の部分でした。
「先行アイテム」を使っている人の割合にも差がある
もう一つ、気になる数字があります。
洗顔後の最初に導入美容液(ブースター)を使っている方の割合は、都市圏で14.2%、地方で9.8%でした。
導入美容液は、洗顔後の一番最初に何かを置くという考え方——いわゆる先行スキンケアの代表的なアイテムです。
この利用率に差があるということは、先行スキンケアという概念自体の広がり方に地域差がある可能性を示しています。
新しいケアの考え方は、百貨店のカウンターや専門店、都市部の美容メディアを経由して広がっていくことが多い。実際に手に取れる場所が近いかどうかは、試すハードルに直結します。
悩みは同じようにあるのに、選択肢に出会う機会が少ない。不満率の差の背景には、こうした構造があるのかもしれません。
地方のサロンで感じてきたこと
ここからは、データではなく現場の話です。
私は現在、東京を拠点にしながら、高知県でエステサロンの代表として今も施術に立っています。
宮崎県出身で、キャリアの多くを地方で過ごしてきました。
地方のサロンにいらっしゃるお客様は、スキンケアへの関心が低いわけでは決してありません。
むしろ丁寧にケアされている方が多い。ただ、情報の入り口が限られているとは感じます。
新しいアイテムを試そうと思っても、近くに実物を見られる店舗がない。ネットで買うにも、自分に合うかどうかを確かめる手段がない。結果として、長年使い慣れたものを使い続けることになります。
これは悪いことではありません。ただ、「他の選択肢を知らないまま満足していない状態」が続いてしまうことはあります。今回の調査で地方の不満率が高かったのは、その積み重ねが数字に出たのではないかと考えています。
順番を変えることには、地域差がない
こうした状況で、順番を見直すという選択肢には一つ利点があります。
新しいアイテムを一式そろえる必要がないということです。
今使っている化粧水も美容液も、そのまま使い続けられます。変えるのは順番だけ。洗顔後すぐ・化粧水の前にクリームをなじませて、そのあとはいつものケアに進む。工程としては1つ増えるだけで、時間にすると30秒ほどです。
これがクリーム先行スキンケアという考え方です。

近くに店舗があるかどうか、最新のアイテムを試せる環境かどうかに関係なく、今日から順番だけは変えられます。すでに手元にあるものの活かし方を変える——地域による差が出にくいのは、この点だと思っています。
気候の違いも、もちろんある
地域差の話をするなら、気候にも触れておきます。
湿度や気温は地域によって当然異なりますし、冬の暖房事情や夏の冷房の使い方も違います。エアコンによるインナードライは全体で14.7%の方が挙げていましたが、こうした悩みは環境の影響を強く受けます。
ただ、今回のデータで見た限り、悩みの内容そのものに大きな地域差はありませんでした。乾燥はどこにいても起きます。過乾燥も同じです。
だからこそ、対処の考え方は共有できるはずだと考えています。
調査概要
| 調査名 | 「スキンケアに関するアンケート」 |
|---|---|
| 調査期間 | 2026年8月4日〜8月13日 |
| 調査対象・人数 | 普段からスキンケアを行なっている全国の20〜60代女性 713名 |
| 調査方法 | Webアンケート/導入クリームのWhia調べ(クロス・マーケティング「QiQUMO」を利用した調査) |
| 留意点 | 都市圏/地方の区分は回答者の居住エリア設問に基づく集計です。地域差の要因については本調査からは特定できないため、解釈として記載しています |
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